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2種類の人工弁

弁膜症の手術では、人工弁の置換手術があります。

患者さんの病んで痛んだ弁を切除して新しい人工弁に取り替えるという手術です。

最近の弁膜症手術では、弁形成術が主流になっていますが問題のある弁の場所、弁の痛み具合によっては、人工弁の置換手術が適応されます。

人工弁には大きく分けて「機械弁」と「生体弁」2種類あります。

日本では、耐久性の問題から一般的に生体弁よりも機械弁のほうが多用されています。

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機械弁

機械弁とは1960年に人間に使用されてから、何タイプかの機械弁が開発されてきました。

主に使用されるのがパイライト・カーボンという材料でできた半月状の二枚の弁葉の板が蝶の羽のように開閉する構造の機械弁です。

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手術後、胸に耳をあてると機械弁が閉じるときにカチカチと音が聞こえてきます。

機械弁には大動脈弁用と僧帽弁用があり、患者さんに適合したサイズのものを選び、切り取った弁の枠に固定します。

血栓や細菌感染がなければ、最新の機械弁の耐久年数は30年以上と言われています。

機械弁の注意すべき点は、抗凝固療法を必要とするところです。

機械弁は人工物ですから、心臓の中に入れると血栓ができるので、毎日生涯に渡って抗凝固薬「ワーファリン」を内服して血液の凝固機能を抑える必要があります。

ワーファリンは出産時に大量出血する可能性が高いため、妊娠する可能性がある女性には原則使用できません。

また血液の病気などで出血しやすい人にも使いにくい薬なので、これらのことを考慮した上で機械弁は選択されなければなりません。

生体弁

生体弁とは、ブタの弁やウシの心臓の膜から作った弁で、拒絶反応など起こしにくいように人工的に処理した弁です。

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生体弁は機械弁と違い、抗凝固療法(ワーファリン薬)を行わずに済むという長所があります。

しかし耐久性が悪く約15年前後で弁が痛んで、再び弁置換手術を行わなければならないという大きな欠点があります。

生体弁は年齢が若いほど劣化するのが早く、逆に高齢者では劣化しにくいといわれます。

将来出産を希望する女性では、妊娠早期に催奇形性のあるワーファリンを内服しなくてもよいので、生体弁を選択することが多い。

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